2008 年
7 月
9 日
ひとりひとりの人格が尊重される社会をつくるために
〜DV(ドメスティックバイオレンス)への正しい理解が必要です〜
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内縁関係も含んだ配偶者間の暴力は、「DV防止法」の制定以来2回の改正を経て、防止や救済のしくみが整いつつあります。 しかし、恋人間で起きている暴力、ドメスティックバイオレンス(以下DV)については、この法律が適用されないため、その対策が問題です。
最近、若い恋人間での暴力、いわゆる「デートDV」を扱ったドラマが放映されていましたが、回を重ねるごとに視聴率が上がっていったそうです。 恋人間での暴力について、関心が高まっていくことは、とても大事なことです。 しかし、このドラマの中では気になることがたくさんありました。 例えば、この暴力について専門家の力も借りず、友達同士で解決をしようとしていたことです。あれだけの暴力に遭いながら、警察へ被害届を出していないこと、また、暴力をうけた人のこころの傷つきの深さとそのケアはどうしたのか?など「???」が多くありました。公的な相談窓口の存在や民間グループとの関わりなども描いていれば、今現在被害に遭っている方や周りの方たちにも参考になったのではないかと、残念でした。
DVとは、ただ、殴ったり蹴ったりという身体的暴力を振るうというものではありません。 「無視をする」「馬鹿にする言葉を言う」などの心理的暴力や、「必要な生活費を渡さない」「お金を取り上げる」などの経済的暴力、「不本意な性行為の強要」などの性暴力、など様々なものがあり、これらの暴力をたくみに使いながら、相手の人格や意思を奪い、支配を強化していくのが、DVの本質です。
特に若い人たちの間の特徴的な暴力のツールとして、「携帯電話」がよく利用されています。例えば「1分おきのメール送信で相手の行動を監視する」などがあります。
お互いの人格を尊重し将来を思い描き協力し暮らしていく、こんな当たり前のことが当たり前ではない状態を、若いときから続けられていたとしたら、例えば家庭を持ったとしても夫婦で対等に協力して子どもを安心して育てることが出来ない家庭になってしまいます。
子ども虐待や高齢者虐待など、あらゆる暴力が「ひとりひとりの人格の尊重」を欠いた結果起きているのです。 このことを考えても、若いときからの人権教育としての「デートDV教育」が必要です。
世田谷区DV電話相談 ・・・03−5478−9201(第1.3金曜日、第2,4火曜日 午前10時〜午後9時) 東京都ウィメンズプラザ・・・03−5467−2455(毎日 午前9時〜午後9時) 東京都女性相談センター・・・03−5261−3110(月〜金曜日 午前9時〜午後8時)
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